やっぱりあった！脳と心の回路

こんにちは 美和鍼灸院です。

2回続いて「新型コロナウィルス」を取り上げました。

今回は目先を変えて3月6日の中日新聞に掲載された《「気からの病」解明のかぎ》という記事を取り上げてみましょうか。

掻い摘んで申し上げると....

 「心配事やストレスが困憊すると血圧の上昇、心拍数の増加、胃の痛みなどを覚える」これはだ誰しも体感することです。

脳にはそれぞれの仕事をつかさどる部屋があり互いにネットワ－クを形成していると聞きました。

では、「心の信号と身体のコントロ－ルはどのようにしてお互いに反応し合うのでしょうか？」

 このイラストはその働きを示したものです。

緑の分野 

ストレスのような心の動きは脳の表面のある大脳皮質などで処理されています。

 青の分野 

体温や脈拍、胃や腸などの器官は脳の視床下部という部屋から延髄や脊髄神経の交感神経、副交感神経を通して各機関に伝わります。

  そうなのです！脳の中では身体と心は持ち場が別々なのです‼︎ 

一体、何処がどう繋がっているのだろう？

こ れまでこの経路は脳の中でも未知の世界の一つでした。

 ところが、この回路を名古屋大学のチームがラットを使った実験で発見したというのです。

 詳細は控えますがラット実験でこの回路を刺激すると体温や血圧が反応するそうです。

 この発見を基に今後パニック障害や心的外傷後ストレス障害PTSDの治療薬につながる可能性がある。とのこと。 

少し横道にずれますが… 鍼灸はこの何処に作用するのでしょうか？

例えば、肩凝りや腰痛から来る痛みの「不快感・イライラ・苦痛など」はストレスとなり自律神経やホルモンバランスを不安定な状態へと導きます。

 身体の不快感は赤色の矢印の回路を通り自律神経系の大きく作用します。

ところが....

鍼灸の施術後の身体におぼえる「脱力感＝重苦しい気分から開放された身体の力の抜けた感」は大脳からこれも同様に赤色の矢印の回路を通り自律神経系の大きく作用します。

施術後、「お腹が空いた」「その晩はよく眠れる」という嬉しい声を耳にします。

発見されたる赤の矢印の回路が大きく作用しているに違いありません。

少しややこしい話でしたがお分かり頂けましたか？

やっぱり… 「病は気から」という古人の伝えは本当だったのですね。

 ではまた、お会いしましょう。

あま市の鍼灸院 美和鍼灸院 

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